テレワークで見つけた新しい働き方
〜テレワークレポート from 種子島 後編〜

移住先の生活を楽しみながら、育児とテレワークの毎日【後編】

〜種子島で見つけたテレワークと地方創生への想い〜

イマクリエのテレワーカーの大半を占める育児中のワーママ。 
テレワークを選んだ理由は、子供のそばで働きたい、自分のキャリアを諦めたくない、その理由は様々ですが、限られた時間の中で、自分なりに工夫をしながら、テレワークを実践しています。そして、そこには、それぞれのテレワークママの目指すキャリアゴールもあるはず。

今回ご紹介するのは、4年前に都内から種子島へ移住し、子育てを楽しみながら、イマクリエのコンシェルジュチームでディレクターとして働く斉藤真理子さんです。

前回に引き続き、今回のインタビュー後編では、種子島でのテレワークライフを通して感じ始めた斉藤さんの働くことに対する心境の変化、地方創生への想いについて伺いました。

<目次>

  • 移住先種子島で感じる人の優しさと地元への想い
  • 種子島の人たちに知ってほしい「テレワーク」という働き方
  • 地方創生へ繋げていきたい 私のテレワークライフ

◆ 移住先種子島で感じる人の優しさと地元への想い

移住して4年目とのことですが、移住先種子島での生活はどうですか?

東京から種子島に移住して実感するのは、何よりも「人の優しさ」。種子島の人たちは移住してきた私たちにもとても寛容的で、あたたかい。基本的に野菜やお魚はご近所からいただくことばかりで本当に助かっています(笑) 

その分、移住直後から「地元に貢献したい」と強く思うようになり、去年は趣味で行っていた製本のワークショップを市⺠講座として開催することができました。元々、幼い頃から本好きが高じて、ライフワークとして、絵本制作を行なっていましたが、「本の良さを伝えたい」という思いを実現させる絶好の機会をいただき、地元の皆さんを対象に、市民講座での講師を務めることができました。ここ種子島で、東京ではできなかった製本する過程を通じて、本のぬくもり、 良さを感じてもらうための活動を行っています。

◆ 種子島の人たちに知ってほしい「テレワーク」という働き方

昨年、移住テレワークを代表して、イマクリエ主催のオンラインセミナーへの参加されたそうですが、実際に参加してみてどうでしたか?

はい、2019年12月に長野県飯綱町で開催されたイマクリエ主催の地元在住者向けテレワークセミナーに、イマクリエのテレワーカー代表として参加させていただきました。 現地のイベントでは、今注目されているテレワーク市場について、そして「最近、耳にするテレワークって一体何?」などといったテーマから、在宅で働く上でのポイント、実際にテレワークの仕事の進め方などについて、飯綱町の参加者とオンラインでディスカッションをしました。

そこで参加者から一番多く上がっていた質問は、「育児と仕事の両立」。やはり、育児をしながら在宅で仕事をするという不安は、働くママにとっては一番の不安要素ですし、私自身もその経験があるので、気持ちはよくわかります。同様に、地方は都会に比べて仕事が少なく、仕事そのものを探すのに苦労するという環境も、地方在住者だから共感できること。私自身が、地方にいても、どこにいても自分のスキルや経験を活かして働きたいという強い思いがあり、それをイマクリエでのテレワークを通して実現できている今、全国の地方の人たちにも知ってほしい。そして飯綱町のイベントにイマクリエのテレワーカー代表として参加させていただくことで、その思いを、ここ種子島の人たちにも知ってほしいと考える大きなきっかけになりました。

種子島でのテレワーク浸透度について教えてください。

今、種子島の私の周りでは、プログラマーやエンジニアなどを中心に、テレワークを実践している人たちは限られています。しかし、現在、新型コロナウィルスの影響もあり、観光業を中心に種子島の経済も大打撃を受けていて、特に今、場所と時間に捉われない働き方である「テレワーク」に関する興味、関心はとても高まっていると実感しています。

実際に、今の私の働き方についても、「テレワークで実際にどういう仕事をしているの?」「テレワークでどうやって仕事をするの?」、というような質問を受けることも多いです。そこで説明しても、やはり最初は、自宅をオフィスとして勤務すること、地方に住んでいながら東京のお客様と仕事すること、また、一度も会ったことがないメンバーとチャットやオンラインでのやりとりを通して一緒に働くことなど、まだまだテレワークに対する疑問点ばかり。今後は、まずは私の周りのテレワークに興味がある人へテレワークについて知ってもらうこと、そしてその人の持っているスキルや経験を活かして、地元でも働くことができるテレワークの魅力を伝えることを通して、ここ種子島でも、テレワークという働き方を広めていきたいと思っています。最終的には、地元にイマクリエのサービスそのものである「その人のライフステージに応じて地元でも働くことができるテレワーク」の提案を積極的に進めていきたい。それこそが、地元種子島への恩返しであり、私が移住先の種子島で目指す地方創生のカタチだと思っています。

◆ 地方創生へ繋げていきたい 私のテレワークライフ

今、具体的に種子島で取り組んでいるテレワークを広める活動について教えてください。

現在企画段階ですが、地元の中学校でのキャリア教育の一環として「テレワーカーという仕事」についての職業講話をやってほしいという依頼をいただいています。まだインターネットが今のように普及する以前の私が中学生の頃は、今の私のような働き方は想像もできなかった。インターネットで24時間繋がって、地方にいながら、国内外のメンバーやクライアントと一緒にオンラインで仕事をする働き方である「テレワーク」が、今後はこれからの時代を生きる子供たちにとっては、新しい働き方の一つの選択肢になっていくと思っています。その先駆者として、テレワークで働くことの魅力、仕事へのやりがいなどをテレワークを実際に今実践している立で伝えていきたいです。

また、種子島への恩返しという点では、去年に引き続き、地元での生涯学習講座を今年も開催することになりました。前回の製本教室に引き続き今年は、年間を通して全10回の絵本講座を開催予定です。(2019年5月現在、新型コロナウィルスの影響で、開始時期が未定になっています)前回の製本教室を開催してみて感じたのは、地元の人たちとの出会い、そして移住後の生活を支えてくれた地元の人たちや、普段接することがない人たちと接することができて嬉しかったこと、そこで自分ができることで何か恩返しできないかなと感じ、自分から地元へ提案しました。

今、種子島でのテレワークライフ通して、日々の生活でやりたいことやチャレンジはありますか?

今後は、自分のライフワークである絵本制作も続けていきたいです。実は昔から趣味の絵本制作に取り組んでいて、2019年10月に絵本を出版しました。その第二弾として、今構想しているのは、種子島をテーマにした絵本の制作です。そして、そのストーリーは、種子島に限定せず、日本の島や離島をテーマにしたシリーズ本の企画です。私も種子島に移住、実際に住んでみて、他の離島に住む友人の話を聞いたりして実感したのですが、同じ離島といっても、島特有の自然や文化、そこに暮らす人もさまざま。そして、その島にしかない生活、風習、過ごし方があります。ここ種子島に住んでいるからこそ感じる離島の生活の素晴らしさを絵本を通して、世の中に発信したいという強い想いがあります。時代が変わっても読めるような絵本を作りたいと思っています。

実は、この構想はコンシェルジュチームのメンバーとチャットで雑談していた時に生まれた企画なんです(笑) 業務上、毎日チャットでやりとりする何気ない会話の中で、私のライフワークや絵本制作の話をしていて、出てきた構想なんです。彼女も離島(奄美大島)での生活経験があり、同時にもう一人のメンバーは制作企画の経験やネットワークがあり、三人でチャットで話をしていて、アイディアが生まれて、やろうやろう!と盛り上がっています。今はまだ企画段階ですが、これもイマクリエでのテレワークがなかったら、生まれなかった企画であり、一緒に楽しいこと、ワクワクすることを作っていきたいという常に新しいことにチャレンジしたい前向きなイマクリエメンバーとの大切な出会いに感謝しています。


斉藤真理子 -Mariko Saito-
イマクリエ コンシェルジュチーム クリエイティブディレクター。
種子島在住のママテレワーカー。島での暮らしを楽しみにながら子育て奮闘中。
地元での絵本教室も開催する現役の絵本作家。近年は、種子島に限らず、離島をテーマにした絵本の制作活動も行なっている。
https://p-books.jp/ehons/writer/saitoumariko/